開院当初は「5台もあれば十分だろう」と考えていた患者さま用の駐車場ですが、最近は「クルマが止められないから、入れない!」というお叱りを多く頂戴するようになってきました。
また、女性の患者さまには「ちょっと駐めるのが難しい」とのお叱りを頂くこともありました。
ご迷惑をおかけして、大変申し訳なく存じます。
そこで、新たに駐車場を2台分ご用意いたしました。弊院のちょうど裏側(南側)、土佐道路沿いになっております。また、駐車スペースをご案内するサインポールについても新たに整備し、駐車目標が分かりやすく、余裕を持って駐められるように工夫して見ました。どうぞご利用くださいませ。
ただし、土佐道路側で弊院が契約しましたのは、東側の2台分となっております。
他のスペースは別のご契約者さまが利用されてますので、お駐めになりませんようお願いいたします。
弊院南側の第3駐車場の写真です。こちらは、歩道がございますので、出入場の際には歩行者・自転車に十分お気をつけくださいませ。
この年末・年始に、歯科における口腔インプラント治療について警告を発する報道が目立ちました。
それらに触れたとき、最初は「なんか嫌だな~」と思いました。
「インプラント治療の苦情が相次いでいる」
「メーカー主催の講習会にちょっとでて、すぐにインプラントをはじめるドクターがいる」
「経営が苦しいから、インプラントをはじめるドクターがいる」
どの論調も本質を外した問題提起ばかりで、基本的にはネガティブな情報を提供するばかり。
「本当のインプラントって、そんなものじゃないよ!」と、強く言いたい気持ちでいっぱいになりました。
しかし、わたしは当のインプラントを患者さまに提供する立場の者です。大声で反論するのも売名行為や良い訳のようなので静観していたのですが、産経新聞配信の―歯科インプラント 「続く痛み」相談増加―という記事を読んで、一般の方々があまりに情報不足なまま治療を受けられている現状に危惧を覚えました。
あらためて、院長日野の感想を述べさせていただきます。
言うまでもないことですが、インプラント治療は、本当に良い治療です。 快適さ、自然さ、噛む力など、いわゆる入れ歯とはまったく次元が違うステージの治療といえます。 しかも、多くの一般の方が思われているより、手術時の身体への負担も少なく、非常に成功率の高い治療法です。
しかし、それは、ある程度の質を確保しての話です。質の悪い治療をすれば、いくらインプラントと言っても、とうていうまくいくものではありません。
この産経新聞の記事では、岡山県に住む女性が― 1本13万円と比較的安価な医院をインターネットで見つけ、5本の歯をインプラントにした。しかし、治療後の痛みが取れず……―と書かれています。 1本13万円って、それは比較的安価というレベルを通り越して、価格破壊的最安値です。 アポロニア歯科では、その値段では治療原価にすら届きません。
サービスやものづくりは、標準化すればするほどコストを下げることができます。同じ服と言っても、ユニクロの服が数千円で買えるのに、オーダースーツは40万から50万円くらい平気でする理屈がそれです。
医療もサービス業として、標準化すればするほど安くなります。全員にだいたい同じ治療を提供すれば済むのであれば、いろいろコストダウンして廉価に抑えることができます。しかし、歯科治療はそうはいきません。 ひとりひとりのお顔が違うように、歯の形、骨の形、噛み合わせの具合、なにもかも全然違います。
だから、オーダーメイド度を高めれば高めるほど、患者さまにとって良い治療になって行きますし、標準化して共通の作業を増やしていくと値段は下げられますが、フィットは「だいたいこんな感じ?」になってくるのです。
わたしたちは、インプラント治療は、個々の患者さまにピッタリのオーダーメイド治療であるべきだと信じています。1~2年着れたらいいだけのユニクロの服とは訳がちがうのです。一生あなたの役に立てなければいけないのです。だから、1回の治療毎に、多額の院内コストをかけます。 CTで骨の形を精密に計測し安全性を確保し、手術時に人員を確保し、清掃・消毒・空気清浄にもコストをかけます。1本のインプラントを埋入するだけでも、状況に応じて柔軟に対応できるように、何本もの予備インプラントを確保し、2重3重に安全性を確保します。
噛み合わせや、歯の色、形を調整するために、なんども仮歯を作っては実際に使ってもらって患者さまの感想を伺い、また作り直しするなんてこともザラにあります。
そうやって作り上げるからこそ、最終的に患者さまに満足してもらえる歯が仕上がっていくのです。
弊院のインプラント治療の価格は、県内でもかなり高い方だと聞いています。しかし、それでも症例によっては「今回は原価割れしちゃったな~」って時もあるくらい、ギリギリで価格とクオリティを出しています。でも、インプラント治療ってそういうものだと思うのです。
安価なインプラントを提供されている先生は、それなりの経営努力をされて、本当にクオリティとコストを両立されているのかもしれません。しかし、それはあまり一般的とは言えません。 普通は、安い分どこかでコストを削っていますし、1本13万円クラスの値段になってくると、わたしにはどうすればいいのか皆目見当がつきません。やはり、日本での標準的な1本あたり30万円~50万円という価格は、裏側を知るものとしては妥当だと感じます。
あらためて申し上げますが、インプラントの治療は、一生の治療です。そして、施術したドクターとの関係も一生続くのが望ましいです。 だから、医院選び、ドクター選びには、慎重を期してほしいと思います。
そして、更に言えば(自分で自分の首を絞めるようですが)ご自分の歯を大事にせず、安易にインプラント治療に頼るのも考えものです。まずは徹底的に自分の歯を大事にして、それでもダメだった時の最後の武器がインプラント治療だとお考えください。
なんと言っても、歯医者の本業は歯を守ること。抜けた歯の後始末は、敗戦処理みたいなものです。もちろん、とても大事なことだからきっちりインプラントも致しますが、 それ以上に「歯を健康に残すために!」我々を活用していただけることを、切に願います。
年末年始の診療についてのお知らせです。
年内の診療は、28日午前をもって終了いたしました。
悪しからずご了承ください。
年始は4日(水)より診療を開始します。
5日(木)も診療いたします。
また、年末年始の休日診療については、
高知県歯科医師会歯科保健センター
で対応しています。
ひとつ目は、社会に貢献するプロフェッショナル「歯科衛生士」という職業人を育てる責務が、歯科業界の人間にはあるということです。わたしたち自身が後輩を育てるのは当たり前のことで、単に教育機関に任せるのではなく、より積極的に係わるべきだと考えています。
ふたつ目は、わたしたちが実践する「患者さまを大切にする歯科医療」を、次世代に受け継いでもらいたいということ。どこの現場に立つことになろうと、目の前の患者さまへの想いこそが最も大切なこと。技術は変わっても想いが絶えることは避けなければいけません。
そして最後に、後輩の教育は、わたしたち自身にとっても学び成長するチャンスであるということです。経験のある方ならご存知でしょうが、人にものを教える過程のなかで、自分の至らなさや知識のなさに気付くことはよくあります。「負うた子に教えられ……」とはよく言いますが、まったく云い得て妙です。
写真は、12月5日に行われた登院式のものです。アポロニア歯科では独自の登院資格を定めていて、事前に課題に取り組みパスしないといけません。無事に資格を得れば、名札・ユニフォームが貸与され、晴れて仲間となります。
今年もわたしたちには素晴らしい実習生が与えられました。実習期間は1月20日までですが、なるべく多くのことを経験させてあげたいです。
先日、出入りのディーラーさんが、商品サンプルをもってきてくれました。
「先生、このH社の注射針は今お使いのものと同じ規格ですが、半額でお納めできます!」
わたしが歯の麻酔に使っている注射針は、国産(ミサワ医科工業製)の超極細針です。あまりに細すぎて、タイミングが合うと患者さまが「いつ麻酔したのかわからなかった」とおっしゃるくらい痛みを軽減させてくれます。
患者さまは無痛、わたしたちも嬉しい、とってもいい針です。
でも、最大の欠点が高いということ。普通の針の2倍くらいの値段です。かといって、保険は「極細注射針にかかる費用」なんて面倒見てくれません。注射針の分だけ差額を貰うと混合診療(違法)となりますし、これを使うためには医院がその費用を負担するしかありません。
「患者さまのためだし、しょうがないよね」
そう思って、この高い針をずっと使ってきました。しかし、同じ極細規格で半額(普通の針と同じ値段)の針があるなら、断然そっちが良いに決まってます。早速サンプルをテストさせてもらったのですが……。
「悪いけど、これ持って帰って。使えないよ」
同じ規格、同じ太さ、マイクロスコープで針先の形状を確認しても同じです。でもテスト歯肉に刺入してみると、高い針はスッと刺さるのに安い針は抵抗感が大きいのです。つまり、それだけ患者さまが感じる苦痛が大きくなる可能性があります。最初は気のせいかとも思ったのですが、副院長に試してもらっても「わたしもこれは使いたくない」との結論。
H社には悪いと思うのですが、ミサワ医科工業の針の方が、目に見えないレベルの仕上げ精度が高いとしか考えられません。大変魅力的なコストだったのですが、採用を見送りました。
経営者にとってコストダウンは大切なことです。でも、コストダウンより大切なものもあります。
無痛治療に最大限の配慮を怠らないこと。それがわたしたちの誇りです。











