黒いソーセージではありません(笑)
どんな歯科医師も、自分で自分の歯を治すことはできません。だから、もし自分の歯が悪くなったら、誰か別の歯医者にかかることになるのですが、そんな時誰に頼るのか……わたしなら「拡大視野で精密治療ができるひと」を最低条件にしますね。(ああ、これでほとんどの歯医者友達から嫌われた気が……(^_^;) )
わたしが拡大視野で仕事をするようになって6年くらいになります。最初のうちは2倍の拡大鏡でも使いこなすのが難しく、慣れるのに時間がかかりました。しかしいったん慣れてしまうと、なしで治療するのが怖くなります。それくらい、見える治療と見えない治療の違いは大きいのです。 今の保険制度は、歯を真剣に守ると、医院が大赤字になるように出来ています。だからこのような「歯を守るための機器」に投資をする先生が少ないのも、仕方がないことなのです。 でも、やっぱり歯を守ることこそが歯医者の仕事。制度の矛盾を超えて、良い仕事をするべく頑張っていきたいです!と言うわけで、先日ついに10倍のテレスコープを買ってしまいました。値段は女房にも秘密にしてます。メガネひとつに軽自動車1台分くらいなんて、言えませんよ!(院長・日野謙一郎)(院内報・歯っぴ~ライフ2012年9月号より)